万年筆の黒インクおすすめ7選!定番おしゃれの黒カラーをご紹介
大昔から文字を書く際の色として最も使用頻度の高い「黒色」。
書道における墨汁も黒色であり、ボールペン等で書類に記載するときも基本的には黒色ですね。
日本人にとって最も馴染の深い黒色は、万年筆のインクの色としても大変人気があります。
そこで今回は万年筆のおすすめ黒インクを厳選して紹介していきますので参考にしてください。
表現豊かな万年筆インクの魅力
万年筆は、ボールペンとは異なり、筆圧の強弱によって表現豊かな文字を楽しむことができます。
また、インクを補充することで、長く愛用することができ、多くの人々が万年筆の虜になっています。
さらに、インクの種類も豊富で、メーカーによって微妙に異なる色みを持つため、さまざまな表現を楽しむことができます。
万年筆インクの選び方:種類で選ぶ
染料インク
染料インクは、豊富なカラーバリエーションと手軽に使える利便性が魅力的な、現在の万年筆インクの中でも特に多く製品がラインナップされています。
水に溶けやすく、インクが詰まってしまった場合でも簡単に取り除くことができるという大きな特徴がありますが、その反面、文字がにじみやすく褪せやすいというデメリットがあるため、注意が必要です。
また、時間が経過すると文字が劣化してしまう可能性があるため、公的書類にサインするようなビジネスシーンでは適さない場合があります。
ただし、メモや日記などの個人的な用途にはおすすめできます。
顔料インク
顔料インクは染料インクと比べると販売数は少ないですが、劣化しにくく、水や色褪せに強いアイテムです。そのため、公的書類など長期間保管が必要なものに文字を書くときに最適です。
また、染料インクよりも濃く、はっきりとした文字を書けるため、力強い筆記をしたい方にもおすすめです。
しかし、カラーバリエーションは染料インクに比べて少なく、黒やブルーブラックが主流です。
さらに、水に溶けにくい性質があるため、ペン先が詰まってしまうとメンテナンスが難しくなります。こまめなお手入れを心掛け、使いやすさを保つことが大切です。
没食子インク
没食子インクは、販売されている製品数は少ないものの、昔ながらの万年筆インクとして知られています。
インクの色が時間の経過とともに変化し、古風な風合いを楽しめるのが魅力的。
さらに、耐水性や耐光性が他のインクよりも優れているため、長期間保管する書類にも安心して使用できます。
ただし、こまめにメンテナンスを行わないと万年筆の先が腐食してしまい、使えなくなる可能性があるので注意が必要です。
おすすめ黒インクはこれ!
ブラック【ペリカン】
ペリカンは元々絵具メーカーであり、インクのクオリティには高い評判があります。
ペリカンのインクの特徴としては非常にコストパフォーマンスに優れている点です。
発色が良くて鮮やかな黒色がリ魅力的で、インクフローも優れています。
筆記量が多い方には特におすすめです。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
小売価格 | 883円 |
内容量 | 62.5ml |
ブラック【ラミー】
ラミーのエントリーモデル万年筆「サファリ」が万年筆初心者に人気が高いことから、同ブランドのブラックインクが非常に人気です。
ラミーのブラックインクの特徴としては粘土の強さです。
紙の上をぬらぬらと筆記することができ、インクフローの良い万年筆との相性が抜群です。
多くのデザイナーが活躍するラミー社らしい洗練されたボトルのデザインも魅力的です。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
小売価格 | 973円 |
内容量 | 50ml |
極黒【セーラー】
こちらはメイドインジャパンにこだわる老舗万年筆ブランド「セーラー」の顔料インクです。
顔料インクは染料インクと比べて耐候性や耐水性において圧倒的に優れています。
一方、顔料インクは「詰まりやすい」という欠点があります。
しかしこの「極黒」は顔料インクの欠点である「詰まりやすさ」を解消するために開発された画期的なインクなのです。
超微粒子のナノインクを用いることにより、優れた書き心地と目詰まりのしづらさを両立された優秀な万年筆黒インクです。
おすすめ度 | ★★★★★ |
小売価格 | 1,536円 |
内容量 | 50ml |
ミステリーブラック【モンブラン】
万年筆トップブランドの「モンブラン」のインクです。
ミステリーと謳うだけあって普通の黒色とは一味違います。
ミステリーブラックの色味は少し赤みがかかったような色合いでどことなく不思議な印象があります。
濃淡の出もよく、濃い部分はチャコールグレーのような発色をします。
速乾性にも優れており、滲みの少ない優秀なインクです。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
小売価格 | 1,886円 |
内容量 | 60ml |
ブラック【パーカー】
パーカーのボトルインクは速乾性が高く、実用性にも非常に優れています。
万年筆のインクは乾きづらいものが多く、わずかに擦っただけで滲むものも多いのが難点です。
しかしこのインクは速乾性が高いのでその心配がありません。
色合いとしては少しの青みが感じられる黒色です。
染料インクですので耐水性には優れていませんが、さらりとしたインクで書き味に優れています。
インクフローは申し分なく、一定の速度でスラスラと筆記することが可能です。
おすすめ度 | ★★★★★ |
小売価格 | 754円 |
内容量 | 57ml |
ブラック【パイロット】
パイロットのボトルインクはコストパフォーマンスの良さに定評があります。
フローは申し分ないです。そのため万年筆本体のフローが渋く悩んでいる方にはおすすめです。
インクリサーバーが付いておりペン先を突っ込んでも底にぶつかることがないので安心です。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
小売価格 | 1,136円 |
内容量 | 70ml |
色彩雫 竹炭【パイロット】
大人気の染料インクである「色彩雫」シリーズの竹炭というインクです。
字幅が太めの万年筆では濃淡がはっきりと出るので味わい深い字を書くことができます。
ボトルのデザインも独特でおしゃれです。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
小売価格 | 1,461円 |
内容量 | 50ml |
おわりに
以上、万年筆のおすすめ黒インクを紹介しましたがいかがでしたか。
万年筆のインクにはそれぞれ個性があり書き心地も全然違います。
また、万年筆とインクに関しましては相性が存在し、相性が悪いとインク漏れ等の原因にもなりますので注意が必要です。
万年筆のインクを選ぶときにはお使いの万年筆との相性を調べてから購入するといいでしょう!