【2023年最新】電動昇降デスクのおすすめ10選!在宅ワークで便利なスタンディングデスク
オフィスワークでは会議室へ移動したり、休憩したりすることで、座ったり立ったりすることが多いです。
しかし、在宅ワークが増えたことで、長時間座ったまま作業することが多くなったという人も少なくありません。このように長時間座り続けることは、体に負荷をかけると指摘されています。
そんな中、調節可能な高さの天板により、体に負荷をかけずに立ったまま作業ができる「電動昇降デスク」に注目が集まっています。
家庭向けには、シンプルでおしゃれな製品が多数発売され、価格が安くなってきています。今回は、昇降デスクの選び方やおすすめの商品をご紹介します。ぜひご自身にぴったりの昇降デスクを見つけてください。
- 昇降デスクの種類
- 電動昇降デスクのメリット
- 電動昇降デスクの選び方:天板や昇降機能から配線構造まで徹底比較
- 主要な電動昇降デスクメーカー
- おすすめの電動昇降デスク10選
- まとめ:価格の手ごろな製品から試してみるのもオススメ
昇降デスクの種類
電動式
電動昇降デスクは、天板を上下させるのに、タッチパネルやボタンを操作するだけで簡単に高さが調整可能です。手間をかけずに高さを調節したい人や、重い荷物を乗せる必要がある人におすすめのデスクです。
さらに、多くの電動昇降デスクには高さを記憶できるメモリ機能があります。身長や椅子の高さに応じて簡単に調節できるため、家族や同僚と共有する場合にもとても便利。
ただし、電動昇降デスクは電源に繋げる必要があるので、設置場所が限定されます。使用場所が固定されている場合は、書斎やオフィスなどでの使用を検討してみましょう。
安全機能を備えていない電動昇降デスクは、障害物に当たっても下降し続ける可能性があります。ワゴンや椅子などをデスク下に置く場合は、障害物検知機能が付いたモデルを選ぶと安心です。
ガス式
ガス式の昇降デスクは、ガス圧で昇降をコントロールするため、比較的安い電気代で使えることがメリットです。また、コンセントから遠い場所でも使用できるため、設置場所の選択肢が広がります。
ほとんどのガス式昇降デスクにはキャスターがついているのが特徴で、書斎やキッチンなど、移動が必要な場合にはぴったりです。ストッパー付きのモデルを選べば、タイピング中でもしっかりと安定した使用ができます。
ただし、ガス式昇降デスクは、基本的にメモリー機能や高さ表示機能が備わっていないため、使い勝手は電動式に比べて劣る場合が多いです。
また、耐荷重が電動式と比較すると低く、重いものを置けない場合があります。ノートパソコンや手帳など、軽いものを置く用途に向いています。
電動昇降デスクのメリット
適切な作業姿勢で作業できる
オフィスチェアとデスクの高さを調節することは、快適な作業環境を作るために非常に重要です。特に、長時間の作業する場合は、身体への負担を減らすためにも正しい姿勢で作業することが重要です。
電動昇降デスクは、ボタンを押すだけで簡単に高さを調整できるので、オフィスチェアとデスクの高さを合わせられます。また、ボタン一つでメモリー機能が利用できるモデルもあり、自分の好みの高さを事前に設定しておけば、簡単に切り替えることができます。
複数人でのデスク共有ができる
電動昇降デスクは高さが調整できるため、身長の異なる複数の人が使用する場合でも、それぞれの身長に合わせて高さを調整できます。
多くの場合、電動昇降デスクは大きな天板を備えているため、複数人で一つのデスクを共用することができます。また、一人が作業を終えた後に、デスクの高さを変えて別の人が使うこともできます。
スペースを取らずに立ち作業ができる
在宅勤務が必要な状況でも、自宅に広いオフィススペースを持っていない人が多いのではないでしょうか。
もし長時間のパソコン作業が必要な場合は、立ち仕事用のスペースを設けることも一つの方法です。省スペースな環境を作るために、電動昇降デスクとコンパクトなスツールを組み合わせると快適な作業環境がつくれます。
省スペースで立ち作業ができる環境を整えることで、在宅ワーク中の健康への影響を軽減できるでしょう。
電動昇降デスクの選び方:天板や昇降機能から配線構造まで徹底比較
天板のサイズ
自分が使うモノをどれだけ置けるかによって、天板のサイズを選ぶ必要があります。
ノートパソコンや手帳など、軽いものを置くだけなら、小さい天板でも問題ありません。
一方、書類やディスプレイなどを置く場合は、天板の広さが必要になります。自分が必要とする天板のサイズを確認してから選ぶようにしましょう。
昇降幅
昇降幅とは、天板が最高点と最低点の間で上下する範囲のことを指します。
昇降幅が大きいほど、座っている場合でも立ち上がっている場合でも、自分に合った高さに調整できます。
また、昇降幅が大きいほど、ユーザーの体格に合わせた高さまで天板を上げ下げすることができます。
障害物検知・メモリー機能
障害物検知機能は、天板が上下する際に、机の下に何か障害物があった場合に自動的に停止する機能です。万が一机の下に何か置き忘れた場合でも、安心して使用できます。
メモリー機能は、自分が設定した高さをメモリーしておいて、次回使うときに簡単にその高さに設定できる機能です。この機能があれば、複数人で使用する場合でも、自分の好みの高さにパパっと調整できるので便利です。
主要な電動昇降デスクメーカー
フレキシスポット(FLEXISPOT)
Flexispotの電動昇降デスクは、多機能で万人に使いやすいのがポイント。メモリー機能を搭載&高さ調節できるモデルや、USB機能を備えたモデルなど、便利なモデルが揃っています。
ほとんどのモデルには障害物検知機能があり、安全性に配慮しています。ワゴンやイスをデスクの下に置く場合も安心して利用できます。
また、昇降幅の調節幅が大きいタイプが多いのもポイントで、家族や同僚で共有することを考える方にもおすすめできるメーカーです。
コクヨ(KOKUYO)
コクヨの電動昇降デスクは、ライフスタイルに合わせて選びやすい豊富な種類が特徴です。資料を広げやすいワイドモデルや、昇降幅の大きいモデルなど、様々な製品から使いやすいものを選ぶことができます。
ケーブル用の収納が付属しているため、複数のデバイスを使う方にも便利です。また、耐久性に優れた製品も多く、毎日のテレワークなどで使う方にもおすすめです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
アイリスオーヤマの電動昇降デスクは、手頃な価格で購入できることが魅力です。
天板と脚が一体化したシンプルな機能を持つモデルがあり、初めて電動昇降デスクを利用する方でも使いやすいでしょう。
木目調のモデルも多く、部屋のインテリアに合わせやすいのもポイント。一部のモデルにはトレーが付属しており、配線をスマートに収納できます。
おすすめの電動昇降デスク10選
電動昇降デスクの徹底比較と評価に基づき、おすすめの電動昇降デスクを10商品紹介します。
FlexiSpot 電動昇降スタンディングデスクE7
Flexi Spotの「電動昇降スタンディングデスク E7」は、簡単なワンタッチ操作で高さが調節可能で、座りっぱなしを防げます。また、脚幅が110〜190cmに調節可能なため、天板のサイズに合わせて調整することが可能。
ダブルモーターにより昇降がスムーズなのも特徴です。ボタンを押すだけで簡単に昇降が可能で、作業中でも集中力を切らすことなく高さを調節できます。また、2つの高さをメモリ機能で保存できるため、ワンタッチで高さを変更できます。
安定性の面では、振動レベルが約60dBであり、揺れを感じることがほとんどなく、デスクに重要な機材を置いても倒れる心配がありません。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
小売価格 | 73,500円 |
天板サイズ | 140cm×奥行70cm |
昇降範囲 | 58〜123cm |
機能 |
・メモリー機能 |
コクヨ(KOKUYO) スタンジットダブル
こちらのエントリーモデルの電動昇降デスクは、シンプルかつ使いやすい設計が特徴です。初めて電動昇降デスクを使う方にもぴったりの、直感的に操作できるレバータイプを採用しています。
高さは66.5~126.5cmまで調節可能で、2つまで登録できるメモリー機能も備えています。レバーを2回押すだけで設定した高さまで自動で昇降するので、パソコン画面を見たままでもスムーズに操作が可能。
さらに、昇降中に障害物に当たると自動的に昇降が停止し、約5cm戻る「はさみ込み防止機能」も搭載しています。天板下にイスやワゴンを設置する場合にも安心です。
また、木目調の天板がナチュラルで素敵なデザインも特徴のひとつです。書斎やリビングルームなど、あらゆる部屋に自然に調和します。脚と天板がセットになっているため、届いた日からすぐにセッティングできます。
おすすめ度 | ★★★★★ |
小売価格 | 61,000円 |
天板サイズ |
幅137.5cm×奥行70cm |
昇降範囲 | 66.5~126.5cm |
機能 |
・高さメモリー機能付き(2つ) |
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 電動昇降テーブル DST-1200
この電動昇降デスクは、初めて電動昇降デスクを使用する方にも適しています。
無段階で高さ調節ができるため、自分に合った高さで作業ができるのはgoodポイント。
また、トレーが付いていることで、配線もスマートにまとめられるため、スッキリとした印象があります。
ただし、速度に関しては、2.5cm/sとやや遅めであるため、素早く昇降させたい方には少し物足りないかもしれません。
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
小売価格 | 42,800円 |
天板サイズ | 幅120cm×奥行70cm |
昇降範囲 | 72~120cm |
機能 | コード収納トレー |
Sunon「電動式昇降デスク」
Sunon電動式昇降デスクはメモリー機能を利用することで、ワンタッチで自分の好みの高さに調節して快適な作業環境を実現できます。
また、高さが100cm未満の範囲では、1mm単位で微調整が可能です。ロック機能はありませんが、昇降中に障害物に当たると、自動で3cm戻るストッパーが働くため、安心です。
一部の製品は、天板に物を載せると昇降速度が変わることがありますが、Sunonは一定の昇降速度を維持しています。
昇降機能は左右の脚にモーターを搭載しているため、強力なパワーがあります。また、高さ表示があり、メモリー機能を使って好みの高さを記憶できるため、ワンタッチで簡単に調節できます。
おすすめ度 | ★★★★★ |
小売価格 | 39,980円 |
天板サイズ | 幅120cm×奥行60cm |
昇降範囲 | 71〜119cm |
機能 |
・メモリー機能(3つ) |
サンワサプライ「電動デスク サンワサプライ ERD-M14070M」
こちらのデスクは、幅140cm・奥行き70cmの広々とした作業スペースがあり、大型のディスプレイを設置しても快適に作業できます。
配線口もあり、机上の配線がすっきりと片付きます。天板の高さは約63cmから128cmの範囲で調節ができ、子どもや小柄な女性でも使いやすくなっており、非常におすすめです。
コントローラーはBluetoothに対応しており、スマートフォンから操作できます。さらに、座り過ぎを防ぐために赤色のLEDで知らせる機能も備えています。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
小売価格 | 172,503円 |
天板サイズ | 幅1400×奥行き700 |
昇降範囲 | 63~128cm |
機能 |
・Bluetooth内蔵(アプリ操作) |
FlexiSpot 電動昇降スタンディングデスクEG1
Flexi Spotの「電動昇降スタンディングデスク EG1」は、昇降がスムーズなシングルモーターの昇降デスクです。
この商品は天板のサイズやカラーをカスタマイズできる電動式のもので、脚部だけを購入することもできるため、カスタマイズしたいがコストを抑えたい人には、天板だけを別途購入できます。
ボタンを押すだけで簡単に高さ調節ができ、昇降のスムーズさが高く評価されています。
一方、この商品は電動式であるものの、特に追加機能はなく、機能性はまずまずといったところ。必要最低限の機能でコストを抑えたい人には適していますが、配線まわりがごちゃついている場合は、昇降を妨げるため、配線トレイの追加設置がおすすめです。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
小売価格 | 33,300円 |
天板サイズ | 幅120×奥行60 |
昇降範囲 | 71〜121cm |
機能 | - |
Fenge 電動昇降デスク ブラウン
この電動昇降デスクは、脚に補強パイプを備えており、設置時の安定感が高くなっています。
上下ボタンを使って、天板の高さを約73〜123cmの範囲で簡単に調整できます。また、よく使う高さを4つのメモリーボタンに記録できるため、オフィスや家族でデスクを共有する場合にも大変便利。
天板には耐水性の高い素材が使用されており、作業中に飲み物をこぼしても簡単に拭き取ることができます。
おすすめ度 | ★★★★★ |
小売価格 | 30,990円 |
天板サイズ | 幅120cm×奥行60cm |
昇降範囲 | 73〜123cm |
機能 |
・USBボード |
イケア BEKANT ベカント
こちらは部屋の角を有効活用できるL字型の電動昇降デスクです。
脚部には4つのモーターが内蔵され、ボタンを押すだけで天板の高さが自動で調整できます。昇降範囲は65~125cmで、椅子の高さや身長に関係なく、座ったままでも立ったままでも使いやすいです。
天板の裏にはケーブル用の収納スペースがあり、配線が乱雑になることがなく、すっきりとした外観を保てます。
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
小売価格 | 64,618円 |
天板サイズ | 別売り |
昇降範囲 | 65〜125cm |
機能 | ・ケーブル収納スペース |
山善「電動昇降デスク ELD-S1270」
山善のコンパクトモデルの天板は奥行きが50cmで、ノートPCでの作業に最適です。
天板の高さは約71~117cmまで昇降可能なので、オフィスチェアでの作業から立ち作業まで対応できます。また、衝撃検知機能も備えており、昇降中に障害物にぶつかった場合は自動的に動作を停止します。
さらに、天板下には収納トレーが付いており、ワイヤレスキーボードなどのアイテムを収納できます。
コンパクトで収納もついた昇降デスクをお探しの人におすすめです。
おすすめ度 | ★★★★★ |
小売価格 | 54,800円 |
天板サイズ | 幅120cm×奥行50cm |
昇降範囲 | 71~117cm |
機能 | ・メモリー機能(4つ) ・衝撃検知機能 ・2モーター ・収納トレー |
タンスのゲン「電動昇降式スタンディングデスク」
タンスのゲンの「電動昇降式スタンディングデスク 691000 01」は、移動範囲が広く、負担軽減効果も十分である電動昇降デスクです。
また、高さの設定が容易である上に、3つの高さを記憶できる機能や衝突検知センサーを備えているのもメリットです。
一方で、降下速度がやや遅いという点については気を付ける必要があります。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
小売価格 | 49,999円 |
天板サイズ | 幅120cm×奥行60cm |
昇降範囲 | 73~120cm |
機能 | ・メモリー機能(3つ) ・衝撃検知機能 ・2モーター式 |
まとめ:価格の手ごろな製品から試してみるのもオススメ
電動昇降デスクは、昔から法人向けを中心に販売されており、オフィスチェアとの高さのバランスを整えたり、座り作業の合間に立ち作業を挟んだりすることで、体への負担が軽減され、人間工学的にも良い効果があるとされてきました。最近では、在宅ワークの普及や働き方の多様化に伴い、ラインアップが一気に増加しました。この流れは、合理的であると評価されています。電動昇降デスクは、近年、その実用性が高く評価されるようになった製品と言えます。
先述のように、電動昇降デスクは座った状態でオフィスデスクとの高さを調整でき、座った状態でも、デスクの高さを調整するだけで集中力の維持が容易になります。また、立ってプレゼンテーションをしたり、模型工作や絵画制作に使ったり、身長差のある家族と共用したりする際にも、高さを昇降できるため、作業や用途の幅が広がります。
電動昇降デスクは、元々法人向けを中心に流通していたため、価格帯が広く、エントリー向けの製品からハイエンド向けの製品まであります。
ただし、電動でデスクの高さを調節できること自体は、エントリー向けでもハイエンド向けの製品でも同様であり、気になる人は価格の手ごろな製品から試してみることをおすすめします。