寝具選びで悩むことの多い「枕」。なかでも高反発枕は、頭と首をしっかりサポートしてくれる人気のアイテムです。しかし、素材の特徴や自分に合った高さ、価格など、選ぶポイントは実に様々。今回は睡眠の専門家とともに、失敗しない高反発枕の選び方から、2025年おすすめの商品までご紹介します。
- 高反発枕おすすめの理由とメリット・デメリット
- 高反発枕おすすめの選び方5つのポイント
- 高反発枕おすすめ人気ランキング15選
- 1. GOKUMIN|無重力ジェルピロー
- 2. CCM|空間fitの夢まくら 極|SMH-001
- 3. Magniflex|ピロー グランデ
- 4. アイリスオーヤマ|高反発スリット入り枕
- 5. アイリスオーヤマ|エアリーピロー コンパクトタイプ
- 6. ヒツジのいらない枕|調律
- 7. エアウィーヴ|ピロー スタンダード
- 8. ブレインスリープ|ピロー スタンダード
- 9. テンシャル|BAKUNE MAKURA
- 10. 西川|エアー3D ピロー
- 11. LOHATEX|ネックサポートピロー
- 12. The cubes|無重力枕
- 13. トゥルースリーパー|セロピロー
- 14. ユニチカ|キュービックボディ枕
- 15. 共進繊維|高反発枕
- 高反発枕の正しいお手入れ方法|素材別のメンテナンス
- よくある質問
- まとめ
高反発枕おすすめの理由とメリット・デメリット
高反発枕の特徴と低反発枕との違い
高反発枕は、圧力をかけるとすぐに元の形に戻る反発力の強い枕です。この特徴により、寝返りがスムーズで、頭や首をしっかりとサポートできます。適度な硬さと弾力性を備えているため、安定した寝姿勢を保ちやすいのが大きな特徴です。
一方、低反発枕は体圧に応じてゆっくりと形状が変化し、頭や首の形状に合わせてフィットしていきます。包み込まれるような柔らかな寝心地が特徴で、体にフィットした状態でじっくりとリラックスしたい方に向いています。
比較項目 | 高反発枕 | 低反発枕 |
---|---|---|
反発力 | 強い | 弱い |
寝返りのしやすさ | しやすい | やや難しい |
サポート感 | しっかりした支え | やさしい包み込み |
耐久性 | 比較的高い | やや低い |
高反発枕のメリット3つ
高反発枕には、快適な睡眠をサポートする3つの大きなメリットがあります。
1つ目は、スムーズな寝返りのサポートです。人は眠っている間に自然と寝返りを打ちますが、高反発枕は適度な反発力で体の動きをアシストしてくれます。これにより、寝返り時の負担が軽減され、睡眠の質が向上します。
2つ目は、理想的な寝姿勢のキープです。高反発枕は頭と首を適度な高さでしっかりと支えるため、自然な頸椎のカーブを保ちやすくなります。これはストレートネックの予防や改善にも効果が期待できるポイントです。
3つ目は、優れた耐久性です。高反発素材は形状を保ちやすく、へたりにくいという特徴があります。そのため長期間使用できるため、一般的な枕と比べてコストパフォーマンスに優れているといえます。
高反発枕のデメリット
高反発枕の主なデメリットは、その特徴的な硬さにあります。柔らかい寝心地を好む方にとっては、反発力の強さが気になる場合があります。とくに高反発枕に慣れていない方は、最初の数日間は違和感を覚えることも。ただし、多くの場合1~2週間程度で体が適応してきます。
また、高品質な高反発素材を使用しているため、価格帯が比較的高めになる点も考慮が必要です。一般的な枕と比べると初期投資は大きくなりますが、耐久性に優れているため長期的に見ればコスト面でのメリットを感じられる方も多いようです。
高反発枕おすすめの選び方5つのポイント
快適な睡眠のために、高反発枕選びで押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。
1. 理想的な高さの見つけ方
高反発枕で最も重要なのが高さ選びです。理想的な高さは、仰向けで寝たときに自然な頸椎のカーブが保たれる高さです。これは個人の体格や寝姿勢によって異なります。
高さ選びの目安として、以下のような方法がおすすめです:
1. バスタオルを何枚か用意し、枕の代わりに重ねて使用してみる 2. 耳・肩・腰が一直線になる高さを探す 3. その際の高さ(バスタオルの厚み)が、自分に適した枕の高さの目安となります
なお、最近は高さ調整が可能な商品も多く販売されています。調整機能付きの商品を選べば、実際に使用しながら自分に合った高さを見つけられる点も魅力です。
2. 素材による特徴の違い
高反発枕の主な素材は、大きく3つに分類されます。それぞれに特徴があり、好みや使用環境に応じて選びましょう。
素材 | 特徴 | おすすめの使用者 |
---|---|---|
高反発ウレタン | 適度な硬さと反発力、耐久性が高い | 安定感のある寝心地を求める方 |
高反発ファイバー | 通気性が良く、水洗い可能 | 蒸れやすい方、清潔さを重視する方 |
ラテックス | 弾力性が高く、抗菌効果あり | 柔らかめの反発力を好む方 |
3. 自分に合ったサイズの選び方
枕の横幅は、寝返りのしやすさに大きく影響します。一般的な枕の標準サイズは63×43cmですが、寝返りが多い方は余裕を持って70cm前後の横幅があるものを選ぶとよいでしょう。小柄な方なら50cm程度でも十分な場合があります。
4. 通気性のチェックポイント
快適な睡眠には適度な温度管理が欠かせません。高反発枕の通気性は、素材や構造によって大きく異なります。
通気性を高めるために、以下のような工夫が施されている商品がおすすめです:
・メッシュ素材のカバー使用 ・通気孔の配置 ・エアロ構造の採用 ・吸湿性の高い素材の使用
5. 予算別の選び方のコツ
高反発枕の価格帯は、主に以下の3つに分けられます:
価格帯 | 特徴 | 商品例 |
---|---|---|
3,000~5,000円 | 基本的な機能を押さえたスタンダードモデル | 通気孔付き高反発ウレタン枕など |
5,000~10,000円 | 高さ調整機能や専用カバー付きの実用モデル | 高反発ファイバー枕、ジェル枕など |
10,000円以上 | 最新技術を搭載した高機能モデル | ハイブリッド構造枕、高級ラテックス枕など |
高反発枕おすすめ人気ランキング15選
1. GOKUMIN|無重力ジェルピロー
・サイズ:50×29×7~13cm
・素材:ジェル(TPE)
・高さ調整:9段階可能
柔軟性と弾力性を備えたジェル素材を使用し、頭の形に瞬時にフィットしながらも適度な反発力を実現した人気モデル。1cm単位で9段階の高さ調整が可能で、自分に最適な高さを見つけやすいのが特徴です。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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価格 | 6,500円前後 |
特徴ポイント | ・細かな高さ調整が可能 ・ジェル素材による優れたフィット感 ・滑り止め加工付き |
2. CCM|空間fitの夢まくら 極|SMH-001
・サイズ:約60×40×8cm
・素材:低反発ウレタン、高密度ウレタン、ビーズ、マイクロファイバー綿
・高さ調整:可能
頭部と首部で異なる素材を組み合わせた独自のドッキング構造により、快適な寝姿勢をサポート。FLEFIMAという3つの素材をバランスよく配合した中材を採用し、適度な反発力と体圧分散を実現しています。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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価格 | 6,600円前後 |
特徴ポイント | ・コストパフォーマンスに優れる ・横向き寝も快適 ・レーヨン素材の専用カバー付き |
3. Magniflex|ピロー グランデ
・サイズ:70×45×12cm
・素材:エリオセルMF
・高さ調整:不可
イタリアの寝具ブランドが手掛ける高級モデル。柔らかく高密度な芯材フォームが、後頭部から頸椎・肩にかけてのラインに沿ってフィット。500個以上のエアホールにより、年間を通じて快適な通気性を実現します。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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価格 | 20,000円前後 |
特徴ポイント | ・優れた通気性 ・ワイドサイズで寝返りしやすい ・高級ホテル仕様の快適さ |
4. アイリスオーヤマ|高反発スリット入り枕
・サイズ:約50×35×7cm
・素材:ウレタンフォーム
・高さ調整:不可
クロススリット加工を施すことで、頭の形に合わせて適度にフィット。3つの硬さが異なるゾーン設計により、理想的な頭の位置をキープします。また、スリット構造により通気性も確保。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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価格 | 8,000円前後 |
特徴ポイント | ・独自のスリット加工 ・3ゾーン構造 ・安定した寝姿勢をキープ |
5. アイリスオーヤマ|エアリーピロー コンパクトタイプ
・サイズ:約50×35×11cm
・素材:エアタッチ®/エアロキューブ®
・高さ調整:不可
2層構造により頭部をしっかり支える設計。エアロキューブ®とエアタッチ®の組み合わせにより、通気性と体圧分散性を両立。波型の形状が、首から肩にかけて自然なフィットを実現します。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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価格 | 1,600円前後 |
特徴ポイント | ・優れた通気性 ・洗えるカバー付き ・横向き寝対応 |
6. ヒツジのいらない枕|調律
・サイズ:58×38×4-10.5cm
・素材:TPE(熱可塑性エラストマー)、クリスタルファイバー
・高さ調整:14段階可能
柔軟性と弾力性に富んだTPE素材と人間工学に基づいた三角格子構造により、優れた体圧分散効果を実現。4つのパーツの組み合わせで14段階の高さ調整が可能。2層構造で通気性も考慮されており、蒸れにくい設計です。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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価格 | 17,800円前後 |
特徴ポイント | ・14段階の高さ調整 ・丸洗い可能 ・活性炭配合で消臭効果 |
7. エアウィーヴ|ピロー スタンダード
・サイズ:56×40×7-11cm
・素材:エアファイバー(ポリエチレン)
・高さ調整:可能
90%が空気でできた独自素材「エアファイバー」を採用し、抜群の通気性を実現。形状の異なる2枚の調整シートで、好みの高さと硬さに調整できます。丸洗い可能で衛生面も安心です。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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価格 | 22,000円前後 |
特徴ポイント | ・抜群の通気性 ・水洗い可能 ・調整シート付属 |
8. ブレインスリープ|ピロー スタンダード
・サイズ:35×60×9-11cm
・素材:高反発ファイバー
・高さ調整:なし
密度・太さの異なる素材を組み合わせた「3層9グラデーション構造」により、頭の形に合わせて徐々にフィットする独自の設計。端に行くほど反発力が高まる設計で、どの寝姿勢でも快適な寝心地を実現します。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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価格 | 33,000円前後 |
特徴ポイント | ・グラデーション構造 ・シャワーで丸洗い可能 ・30日間返品保証付き |
9. テンシャル|BAKUNE MAKURA
・サイズ:70×40×5-10cm
・素材:3Dポリゴンメッシュ
・高さ調整:6段階可能
高反発と低反発の特性を組み合わせたハイブリッド構造を採用。約70cmの幅広設計と高さ調整機能で、体格を問わず快適な寝心地を実現。中央部がくぼんだ設計で、仰向け寝でも横向き寝でも安定します。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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価格 | 16,000円前後 |
特徴ポイント | ・ワイドサイズ ・ハイブリッド構造 ・6段階高さ調整 |
10. 西川|エアー3D ピロー
・サイズ:63×43×10cm
・素材:高反発ウレタンフォーム
・高さ調整:あり
人体工学に基づいた三層構造により、首筋のフィット感に優れた設計を実現。両サイドが高めに設計されているため、横向き寝でも適切な高さを保てます。また、表面の凹凸形状が頭部への圧力を分散します。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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価格 | 18,800円前後 |
特徴ポイント | ・三層構造 ・横向き寝に対応 ・調整シート付き |
11. LOHATEX|ネックサポートピロー
・サイズ:60×40×10-11cm
・素材:天然ラテックス
・高さ調整:あり
天然ゴムの樹液から作られた高反発ラテックスが360度全方向からしっかりとサポート。天然素材ならではの抗菌性と8万回の耐久テストをクリアした高い耐久性が特徴です。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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価格 | 9,600円前後 |
特徴ポイント | ・天然素材 ・抗菌効果 ・優れた耐久性 |
12. The cubes|無重力枕
・サイズ:56×36×8-11cm
・素材:ポリウレタンメモリーフォーム
・高さ調整:なし
表面をキューブ状に設計することで、優れたフィット感と通気性を実現。高反発と低反発の2層構造で、表裏で異なる寝心地を楽しめます。約80個のキューブが頭部を支え、首や肩への負担を軽減します。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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価格 | 9,800円前後 |
特徴ポイント | ・キューブ構造 ・リバーシブル仕様 ・体圧分散性 |
13. トゥルースリーパー|セロピロー
・サイズ:60×30×6cm
・素材:ポリエステル/ポリエチレンパイプ
・高さ調整:あり
三日月型の独特な形状で、仰向けでも横向きでも快適な寝姿勢をキープ。中材とカバーが共に洗えるため、清潔に保てるのが特徴。60日間の返品保証付きで安心して試せます。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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価格 | 7,800円前後 |
特徴ポイント | ・ユニークな形状 ・丸洗い可能 ・長期保証付き |
14. ユニチカ|キュービックボディ枕
・サイズ:50×30×12cm
・素材:ポリエステル
・高さ調整:あり
コア材とロール材の組み合わせにより、簡単に高さと形状を調整可能。丸ごと洗濯機で洗えるため、衛生面でも安心。沈み込みが少なく、寝返りもスムーズにできる設計です。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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価格 | 11,000円前後 |
特徴ポイント | ・形状調整可能 ・洗濯機で丸洗い可能 ・寝返りしやすい |
15. 共進繊維|高反発枕
・サイズ:50×30×7-10cm
・素材:高反発ウレタン
・高さ調整:あり
凹凸のある表面形状により、優れた通気性と体圧分散効果を実現。リバーシブル設計で高さを変更でき、メッシュカバーは洗濯可能。コストパフォーマンスに優れた商品です。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
価格 | 3,800円前後 |
特徴ポイント | ・コスパが良い ・リバーシブル仕様 ・洗えるカバー付き |
高反発枕の正しいお手入れ方法|素材別のメンテナンス
快適な睡眠環境を保つために、高反発枕の適切なメンテナンスは欠かせません。素材別の正しいお手入れ方法をご紹介します。
高反発ウレタン素材の場合
水洗いは避け、風通しの良い日陰での干しが基本です。汚れが気になる場合は固く絞った布で優しく拭き取りましょう。カバーは取り外して洗濯可能です。
高反発ファイバー素材の場合
多くの製品が本体の水洗いに対応。ぬるま湯で優しく手洗いし、形を整えて陰干しします。洗濯機を使用する場合は、必ずネットに入れて弱水流で洗いましょう。
ラテックス素材の場合
水洗いは厳禁です。風通しの良い場所での定期的な干しと、カバーの洗濯でケアします。除湿剤を近くに置いて保管するのもおすすめです。
よくある質問
高反発枕の寿命は?
適切なお手入れを行えば、一般的に3~5年は使用可能です。ただし、以下のような症状が出てきたら交換時期のサインです:
・明らかな形状の変化 ・反発力の低下 ・においが気になる ・寝心地の変化を感じる
洗濯方法は?
素材によって洗濯方法が異なります。商品タグやメーカーの説明書に従い、適切な方法でメンテナンスを行いましょう。洗濯可能な場合でも、強い水流での洗濯や乾燥機の使用は避けるのが賢明です。
高さ調整の仕方は?
高さ調整機能付きの枕は、付属の調整シートを使って高さを変えられます。最適な高さを見つけるコツは以下の通りです:
1. まずは低めの設定から試す 2. 首の負担を確認しながら徐々に高さを調整 3. 1週間程度使用して体に馴染むか様子を見る
まとめ
高反発枕は、適切な寝姿勢をサポートし、快適な睡眠環境づくりに役立つアイテムです。自分の体型や寝姿勢、好みに合った商品を選ぶことで、睡眠の質を大きく向上させることができます。
選び方のポイントを押さえ、じっくりと比較検討することで、理想の一品が見つかるはずです。この記事で紹介した商品の中から、ご自身のニーズに合った高反発枕を見つけていただければ幸いです。
※本記事の商品価格は調査時点のものであり、市場状況により変動する可能性がございます。ご検討の際は、各販売店・メーカーの公式サイトで最新価格をご確認ください。